|カリキュラム
ゼミナール初級コース
Step3. 自分だけの視覚世界をさがして
生活の中にカメラを入れて日々撮影を心掛け(日録)、そこから選択した作品を提出していきます。自分とその環境(人物を含めて)にどのようにかかわりを持っていくのか、作品の中に再現します。「作品を創る」とはどういうことなのかを探り、自己表現としての写真に取り組む技術的・精神的基礎となるものにしていきます。
【日録とは?】
ゼミナール初級コースの6ヶ月間の受講中は、生活の中にカメラを入れて、毎日撮影を心掛けます。修了時に1日1枚以上のコンタクトプリントを貼って、撮影日時、場所を書いて提出。半年間の人生がそこに表れてきます。
01/
講義:カラープリントの基礎知識(Lr)
カラープリントに取り組む上で必要な「色」についての理解を深めます
色温度、色かぶり、彩度と自然な彩度、HSL、プロファイルの選択など
02/
批評:作品検討
今までの作品からベスト5点、最新作5点(計10点程度)
03/
批評:作品検討
日録から14点程度
04/
撮影実習:「三ノ輪」
街で出会ったものを立体的に捉える
05/
批評:「三ノ輪」
立体感と空間性
カラープリントにおける色の再現
06/
批評:作品検討
日録から
07/
批評:合同批評会
プリントの正確さ
自分とその環境への関わり方について
08/
批評:「家族など身近な人物」
人物写真の関係性について
09/
批評:「人間の動作を観察する」
作品としてのスナップショット
10/
批評:作品検討
日録から
11/
撮影実習:「青梅」、「小川町」
高低差のある土地を歩くことで出会うもの
12/
批評:「青梅」、「小川町」
空間と眺望について
13/
批評:作品検討
日録から
14/
批評:作品検討
日録提出、6ヶ月間の自信作10点以上
15/
批評:合同批評会
参考写真集:「わたしの宙」木下マリ子、「糸遊」上瀧由布子、「既視の街」渡辺兼人、「父の記憶」深瀬昌久、「王たちの肖像」鬼海弘雄、「曼陀羅図鑑」原芳市、「人間の記憶」須田一政、「日本典型」柴田敏雄、「Forms of Passion」エドワード・ウェストンなど